12.(修正)openSMILE Windows版をGUIで使えるようにしたい
この記事は7.openSMILE Windows版をGUIで使えるようにしたいをWindows10, openSMILE-2.3.0版向けに加筆修正したものです.
やりたいこと:openSMILE Windows版をGUIで使えるようにしたい
環境:Windows10
openSMILEは公式サイトからダウンロードできる(2020/7/14時点での安定版最新バージョンはopenSMILE-2.3.0.zip).
【状況】
音響分析ソフトopenSMILEのWindows版には,Linux版のようなコマンドラインからの実行だけでなく,グラフィカルに操作するためのインタフェース(GUI)も付いている.コンピュータ操作に詳しくない人にとってはGUIのほうが使いやすいのでそっちを試してみたけどうまく動かない.
【GUI起動の手順と設定】
1.openSMILEbatchGUI.exeのあるフォルダを開く(ファイルを解凍して出来たフォルダ(openSMILE-2.3.0)の下のbin/Win32フォルダ)
2.openSMILEbatchGUI.exeのあるフォルダ内にopenSMILE-2.3.0フォルダにあるconfigフォルダ一式をまるごとコピーする
3.openSMILEbatchGUI.exeのあるフォルダに新しくdataフォルダを作成する
4.openSMILEbatchGUI.exeをダブルクリックして起動しようとすると,以下の表示が出る.
立ち上がったGUIでWork directoryを指定できるのだが,なぜか立ち上げるたびに毎回指定し直さないといけない.消す方法は分からないがとりあえず動くので気にしないでOKをクリック.
5.GUI右上のopenSMILE configuration fileの枠に,(2)でコピーしたconfigフォルダ内にあるファイルから使用するconfigファイルの名前を指定する.configファイルの種類についてはPC設定の話から離れるので,参考資料など見ながら用途に合ったものを選んでください.
6.Work Directoryの横にあるRefresh!ボタンを押して,下にある出力ファイル作成ディレクトリを指定する.出力場所を変えたければRefresh!ボタン左のWork Directoryを変更する.
7.GUI左上のSelect folder to process...ボタンを押して,解析したいwavファイルがあるフォルダを選ぶ.するとその下の枠に指定したフォルダ内のwavファイルがずらっと表示される.
8.(7)で表示されたwavファイルのうち,解析をしたいファイルにだけチェックを付けて,GUI中央少し下のStart!ボタンをクリックする.
解析結果のファイルは,(3)で作成したdataフォルダ内にあります.解析結果のファイル形式はGUI右中段のチェックで指定してください.ただし(5)で指定したconfigファイルで対応していない形式を選んでも無意味です.